夏の始めにまず最初に出荷されるのがハウス育ちの種なしデラウエア。香りよく糖度も高い美味しい葡萄です。安心院の代表格だったデラウエアも近年は、大粒の巨峰やピオーネに押され、随分栽培面積や出荷量が減っています。栽培に手間がかかる割に昨今は値段も安くなり、生産者が人気の大粒の品種に移行していますし、かつてのキャンベル種のように今後デラウエアが手に入りにくくなるでしょう。香りよい白ワインの材料でもあるデラウエアは作り続けてほしい品種なのですが。
葡萄の王様と言われた「巨峰」より、今は「ピオーネ」の人気の方が高いようで、確かに味も香りも一度食べると忘れられない味。高価な葡萄でもあり、ワインの材料としてはとても採算の取れない原料ですが、「小さなワイン工房」ならではの小さなタンクで今年は仕込む事が出来ました。自社の葡萄園で栽培したピオーネです。微発泡タイプの甘口とすきりしたロゼタイプが出来ました。今タンクの中で熟成中です。この色がまたロマンティック。 他にも、赤ワインの原料になる「マスカットベリーA」。皮ごと食べられる品種や緑や赤や黒や様々な品種の葡萄が栽培されるようになっています。今年の春は、葡萄園にワイン専用品種の 「メルロー」や「シャルドネ」を植え付けました。工房の入り口にも一本ずつ植えています。
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